こつぶぽてとの研究日誌

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うまく縫うために、扱いやすい布地を選ぼう!【洋裁初心者向け】

私だけかもしれませんが、布地探しに手芸店に行くと、「可愛い」「素敵な」生地に目がいってしまいます。私はいままで何度も布地を買ってトライしては期待通りのものが作れず挫折していた経験があるのですが、今から思えば選ぶ布地を間違えていたのが原因の一つだと思います。今回は、洋裁を始めたひとが、さまざまな布の中からどの布を選んで製作すれば作りやすいか?ということを書いていきたいと思います!

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素材はコットン100%がおすすめ!

まずは万能選手の綿100%から探していきます。素材によって伸び感や手触りが全然異なります。例えば、おしゃれな洋裁本を見るとだいたい出てくるリネンは麻でできていて、しわができやすいので、アイロンをかけても裁断などに苦労するかもしれません。ポリエステル混などの布地はしわはつきにくいですが、ひとくちにポリエステル混といっても質感に幅があります。キュプラ、ナイロンなどの特殊な名前がついているものは、裏地に向くタイプや撥水加工など特別な布だったりするので、初心者のうちは避けたほうが無難です。

薄手・厚手・特殊な加工は避けよう

綿100%の中でも、薄いものや厚手のものは避けたほうがつくりやすいです。初心者のときのミシン糸は大体60番という太さだと思うのですが、その糸の太さで縫いにくいものは選ばないほうがいいです。だんだん布の扱い方になれてきてから、ミシン糸も合わせたものを用意して縫えば、きっとうまくいきます。例えばガーゼは薄いのでミシンの針が落ちる穴のなかに布地が押し込まれてしまうことがありますし、厚手のものはミシンの針が通りにくく段差が縫えなかったりします。

それから、パッと見て素敵なレースや、タオルなどによく使われているパイル、ラミネート加工されたものなどは、難易度が高いです。

おすすめの生地の種類は?

布地の種類は本当にたくさんあって、ありすぎて選べなくなってしまうので、だいたい手芸屋さんにある布地名を並べてみました。

  • オックス
  • ブロード
  • シーチング
  • キャンバス

などと書かれているもので、厚みが極端に薄くも厚くもないものがおすすめです。実際に触ったりして比較してみるとわかりますが、上の4種類でも厚みや質感が異なるので、きっと様々なものを作るのに十分対応できると思います。

柄に注意しよう

無事に縫いやすい布地の種類を選べても、さらに難しいのが柄選びです。作るものによって、柄の大きさ・向きなどに気をつけましょう。ストライプやチェック柄などは裁断時にきっちりと垂直をとらないと目立ってしまったり、天地のある柄などは間違えると完成時に違和感があったりします。小花柄で上下がないように見えてもよく見ると葉っぱや茎が一方向になっていたり、気づきにくいこともあるので、細かい柄ほどよく見たほうがいいです。

おわりに

好きなものを好きな布地でつくるのがハンドメイドの楽しさでもあると思うのですが、私は間違った布地から挑戦してしまった結果、洋裁に熱中するのが遅くなった気がします。もし、つくりたいけどうまくいかないという初心者の方は、不器用だからとあきらめるまえに、扱いやすい布地を選んで作ってみてほしいです。簡単に縫える布地を縫っていたら、だんだんと難しい布地も縫えるようになったり、柄の位置を工夫する余裕が出てきたりして、より楽しめるようになるとおもいます+*